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オフィスの窓から:連載コラム1

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メディア掲載年月

2004年4月

掲載媒体

沖縄タイムス社

 

第一回「コミュニケーション報酬」

2004年4月18日

 

先週、1年間にわたって行われる2004年度コーチング・プログラムを開始した。参加者は県内で高い業績を上げる経営者、企業のマネージャー、教育者、医療従事者のほか、今年はスポーツ界のテクニカルコーチが参加している。


コーチングとは「能力を引き出し、自発的な行動につなげ、持続させるためのコミュニケーション」であるが、ビジネス界のみならず教育界、医学界、芸能界、 そしてスポーツ界という各界から注目を集めるようになったのは、V字経営を現実のものとした日産自動車のCEOであるカルロス・ゴーン氏や、経営指導の神 様と呼ばれる船井幸雄氏らが、コーチングの効果を幅広く語ったことに大きく影響されたからであろう。
現代は個人が根源的欲求としてもっている「楽しく仕事をしたい」「意味の感じられる仕事がしたい」「誰かに期待されたい」という思いに基づいて生きること に立ち戻った時代だと言える。その根源的欲求に応え、社員のモティベーションを高めるには、これまでのように金銭報酬や地位報酬を与えるだけでは難しく なった。社員の能力を引き出し「ヤル気」を高めるのに必要なものは「コミュニケーション報酬」なのである。
コミュニケーション報酬とは、金銭報酬や地位報酬の次元とは異なり、必ずしも上から下へだけ与えられるものではない。下から上へ、横から横へと制限なく与 えることの出来る報酬である。またそれは決して難しいものでも新しいものでもない。相手を「認める」「信頼する」「励ます」、そして相手の話を「聴く」と いったような極めて原始的な行為である。それはまさしく、われわれコーチが提唱する「コーチング」なのである。  「今は経費を節減して社員に我慢してもらうしかない」という経営者の声も多く聞くが、コーチングを導入し「コミュニケーション報酬」を創り出すことに成功した企業は報酬不足を解消し、社員の貢献活動を梃子に市場での競争優位性を確立する第一歩を踏み出している。

 

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