Feel 連載コラム10
メディア詳細情報
メディア掲載年月 | 2006年2月 |
掲載媒体 | 週間ほ~むプラザ |
第十回:答えはその人の中にある
週刊ほーむぷらざ:コーイングエッセイ 2006年2月
★今月のポイント★
相手に質問して考えさせるのが自立的人材の育成につながります。
本当にあったお話です。
ピーマンの大嫌いな5歳の男の子がいました。彼はピーマンがどんなに体に良いかを説明しても、どのように料理をしても、一切口にし なかったそうです。しかし、ある日コーチがやってきてある会話をすると、わずか30分でピーマンを食べるようになったそうです。
ここでこのコラムを読むこ とをいったん止めて、皆さんも一緒に考えてみてください。
この30分の間にいったいどのような会話がなされたのでしょうか。コーチングを学ぶ皆さんに質問 してみたところ、様々な答えが出てきました。ドラえもんやウルトラマンのように、子どもたちが好きなヒーローはピーマンをたくさん食べる子が大好きなんだ よと言うとか、ピーマンを細かく刻んで分からないようにするとか、ピーマンがどれだけ体にいいのかを徹底的に話し合うとか・・・。
しかし、答えはそのどれ でもありません。
正解は、「ピーマンのおいしい食べ方をその子に聞く」です。
どのように料理をしたらピーマンを食べることができるのかを、本人に聞いたこ とで彼はそれを成し遂げたのです。もちろんわずか5歳ですので、最初はおいしい食べ方なんてないと答えましたが、カレーに入れるとどうだろう?シチューに 入れるとどうだろう?と問いかけていくうちに、ピーマンがもっとおいしく食べられる方法とは何かを考えるようになりました。
そして最終的にオムライスに入 れると食べられるという答えを自ら出したのです。一生懸命考えた答えを出すと、本人はそれを確かめたくなります。確かめたくなると同時に、「そうであって ほしい」という願いが芽生えてきます。彼はピーマンの入ったオムライスを食べるようになりました。その後、彼はピーマンを食べ続けているそうです。しか し、オムライスはもう飽きたのだそうです(笑)。
彼は「ピーマンを食べること」ではなく、「自ら考える力」を手に入れたのです。
「答えはその人の中にあ る」とは、コーチングの基本哲学です。教えることはいつの時代でも大切なことですが、質問を投げかけ考えさせることは、自立した人材を育てることにつなが ります。皆さんも大切な人たちに、質問を投げかけてみてくださいね。
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