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彩職賢美【専属コーチ 辺土名 千賀子】

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メディア掲載年月

2008年2月

掲載媒体

週間ほ~むプラザ

 

2008年2月28日

 

img_hentona_saisyokukenbi1子供、教師にコーチング 

 

コーチングとは、相手の能力を引き出し、自発的な行動につなげて持続させるためのコミュニケーションスキル。
そのプロフェッショナル・コーチの辺土名千賀子さんは「私自身、コーチングに出会って自分の進むべき道が見つかり、 人生も考え方も、ものすごいスピードで変化していきました。


同じような体験を多くの人に伝えていきたい」と目を輝かせる。
小学校教諭からコーチヘ転身“学校現場に身を置いた経験から、生徒と教師のコミュニケーション促進、 教師のメンタルケアヘのコーチング導入を摸索。

何事もあきらめない行動力で前進する。

 

自分を見つめ進むべき道模索小学校教諭からコーチヘ転身 ―

 

短大を卒業後、小学校教諭に。社会への船出は順風に見えたが、2年間教壇に立つ中で自分自身に疑間が芽生えた。

「子どもたちと接したり、授業を行うのはうまくやっていたと思うんです。でも、それは教師という立場があったから。学校の枠から飛び出して一人の大人とし て社会に出たとき、うまくコミュニケーションを取れない自分がいた。足りない部分に気づいたとき、外の世界でもっと経験を積まなければと思ったんです」


自分を見つめ直したい一心で休職。心のままにやりたいことを書き出し、実行していった。
沖縄市の観光大使ミスハイビスガスなどを経て進む道を模索する中、コーチングとの出会いが転機となった。

「コーチングは一人ひとりの個性を大切にし、意欲や能力を引き出すコミュニケーションスキル。

体験コーチングを受けて今後の自分を思い描いたとき、教師として子どもだちから慕われる姿が浮かんだ。学校に戻ろうと決めました」

復職と同時に本格的にコーチングを学び始めた辺土名さん。強い関心を持って接する姿勢、相手の気持ちの引き出し方など、学んだことをすぐに学校現場でも実践した。

 

「小学校での育成課題のひとつにコミュニケーションがあるんですが、私のように経験の浅い教師にとっては、どう取り組めばいいのか悩みも大きかっ た。コーチングは大きな力になりました。きちんと向き合って話を聞く姿勢で接したことで、感情表現が少なかった子も表情や態度などで意思を伝えるように。 感じたことを素直に伝えていいという雰囲気つくり、気持ちを受け止めることで、信頼関係が深まることを実感しました」

子どもたちの変化に感じた手ごたえ、そして自分自身の考え方、生き方がすごいスピードで変化したことでコーチングの有効性を改めて実感。

「自分をうまく表現できない子どもたちにとって、立場に因れず客観的に話を聞き、受け止めてくれる大人の存在は、力強い支えになる。親でも先生でもない、コーチとして教育に関わりたいという思いが強くなりました」

 

結婚、出産を経て2006年に退職。コーチとして新たな道を歩み始めた。

 

夫と共に青少年の心の声聞く教育現場への普及目指し前進 ― 

 

辺土名さんの専門は、10代後半から20代の若者たち。

「社会に踏み出すなど、一番大きく変わる時期。進路や就職で迷ったり、悩みを誰にも言えずにいることも多い。」

振り返ってみると、私自身がこの年代にコーチがほしかったなぁと思ったんです。漫然とやりすごくのではなく、自分の道を見つけてしっかり生きてほしい。その支えになりたい」

 

例えば、仕事に就いても長続きしなかったという女性。「思いつくままにやりたいことを書き出してもらい、一番やりたいことを一緒に見つけていきました。今では、就職して『天職に出会った』と喜んでいます。

みんな私に会うときによい報告ができるようにと、自分で目標を立てて頑張っているみたい。もし達成できなくても、格好つけずに打ち明けてくれる。そんな関係がうれしい」と目を輝かせる。

昨年からは、コーチでもある夫がボランティアで指導する空手教室をサポート。夫婦二人三脚で、コーチングでの青少年育成に力を注ぐ。

「夫が男性陣を、私がその彼女や女友達のコーチングを担当。自分をうまく表現できずに荒れていた子たちも表情が和らぎ、あいさつや周りへの気遣いがでてきたりと変化も目覚しい」。友達のような感覚で何でも話せる、近所の頼れるおねえちゃん的存在だ。

 

さらなる飛躍を目指し、第二子妊娠、出産の最中、プロフェッショナル・コーチ資格も取得。

来月7日、8日に体験コーチングを控え「多くの人がコーチングに触れる機会になってほしい」と期待を込める。

「回り道もあったかもしれませんが、やってきたことはすべて意味があったこと。それは未来にもつながっている。今後は、コーチングを通して学校現場 の教師のケアにも力を注ぎたい。今、そのプログラムを計画中です。立ち止まって振り返ったり、未来を見つめるとまた視野が広がってくる。それが子ども教師 ものびのびと取り組める教育につながると思っています。」

 

さわやかな笑顔を携え、新たな目標に向かって前進する。

 

(辺土名千賀子)